いつも、株式会社呉竹をご利用いただき、また当サイトをご覧いただき誠にありがとうございます。代表の竹内です。

株式会社呉竹が運営しております『くれたけ心理相談室』は、昨年に設立20周年という大きな節目を迎えました。さらに、母体である株式会社呉竹も、来年には設立40周年という長きにわたる節目を控えております。こうして長きにわたり活動を続けられているのも、ご縁のあった皆さまの温かいお力添えがあってこそだと、改めて深く感謝申し上げます。

この月日を振り返ると、社会情勢や私たちのライフスタイルが大きく様変わりしたのと同様に、「心の悩み」の質や、世の中の「メンタルヘルス」に対する捉え方も随分と変化してきたと感じています。今回は、長年カウンセリングやマネジメントの現場に立ってきた視点から、その変化について少し綴ってみたいと思います。

「特別なケア」から「日常のメンテナンス」へ

創業当時を思い返すと、カウンセリングルームの扉を叩くことは、今よりもずっと心理的なハードルが高かったように思います。「一人でどうにもならなくなって、限界を迎えてからようやく辿り着く場所」という側面が強く、ご自身の悩みを第三者に相談すること自体に、戸惑いやためらいを感じる方が少なくありませんでした。

しかし現代では、メンタルヘルスに対する社会の理解が深まり、「病んでから対処するもの」から、「より良く生きるために、日常的に整えるもの」「人生の質の向上のための、生産性を生むもの」へとシフトしてきています。

キャリアの選択、人間関係の違和感、あるいは「自分らしい生き方」を模索するための自己理解のプロセスとして、より主体的にカウンセリングを活用される方が増えました。これは、社会全体が心の健康に対して寛容に、そして前向きになった証拠であり、私たち支援者にとっても非常に喜ばしい変化です。

複雑化する現代のストレスと、時代がもたらす恩恵

一方で、悩みの内容は時代とともに複雑化しています。デジタルの普及による人間関係の多様化や、働き方の柔軟性が増した反面、情報が溢れすぎて「自分自身の正解」を見失いやすくなっているのも事実です。

物理的な繋がりは簡単に持てるようになったのに、どこか「心理的な孤独感」を抱えている。正解がいくつもある時代だからこそ、どう選択していいか分からず疲弊してしまう。そういった現代特有の「しんどさ」を抱えてご相談に来られる方が増えていると感じます。

もちろん、逆にこのような時代の流れが、心理面での恩恵を生むケースもたくさんございます。それはその時々での時代のメリット・デメリットの表れであり、私たちが新たな気付きを持てる貴重なタイミングでもあると考えております。

変わらない「心の拠り所」として

時代が移り変わり、悩みの形がどれほど多様化しても、決して変わらないものがあります。 それは、「自分の心を安全な場所でひらき、誰かにありのままを受け止めてもらう」という体験が持つ、根源的な癒やしの力です。人が人の言葉に耳を傾け、共に考え、心の整理をしていくプロセスは、どれだけテクノロジーが進化しても代替できないものだと確信しています。

昨今では、テクノロジー(AI)が状況に応じて「専門家の心理カウンセリングを受けること」を勧めてくれる時代になりました。もちろん、テクノロジーを、心の安定や、問題解決に活用していただけることも沢山ありますので、その恩恵は受けていただき、知識やノウハウを超える部分を私共が人の手でサポートさせていただくというケースも、格段に増えてまいりました。

私たち、くれたけ心理相談室は、これからも皆様の心に寄り添う「安全な基地」であり続けたいと願っています。個人のクライアント様はもちろん、企業を支えるマネジメント層の方々やスタッフ様にとっても、確かな歴史と経験を土台に、心で語り合い、明日への一歩を見出すための場を提供してまいります。

母体である株式会社呉竹の40周年、そして心理相談室としての次の10年に向けて。今後も変わらず、日本国内の各地域、そして海外へも視野を広げた「地域への浸透」を大切にしながら、各地で活躍する信頼できるカウンセラーやスタッフと共に、気持ちも新たに歩みを進めてまいります。

今後とも、株式会社呉竹ならびに、くれたけ心理相談室をどうぞよろしくお願いいたします。

この記事の執筆者

竹内 嘉浩
竹内 嘉浩株式会社呉竹 代表取締役
いつも柔らかな笑顔が溢れていらっしゃいますように

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